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ヲタクが喋ってます。 絵も描きます。 逆裁とアジカンが好物。
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2007-08-30 [Thu]
 新人弁護士君と子猫の困惑は続きます。













なんだか思わぬ知り合いが結構身近の人間と繋がりがあったって発見すると、世の中狭いなぁと思うのは通例だが。
その思わぬ繋がりが予想だにしない深そーうなものだったら見ぬふりをするのが大人の対処だというものだろう。

唯単に猫の話をしたかっただけなんだけどなぁ。内心の動揺を押し殺してしまえオレ!!

「ええっと…その、キ、キリヒトは」

言いづらいなこの名前。

「悪戯ばっかりするんですか?キョーヤのときのようにいきなり家に入ってきたりとか」

「いや…そんな話は聞いたことねぇな。コ…知り合いの場合、外歩いているときにばったりあうとにじりよって来るとかその程度だな。大体アイツは人間や同族の動向なんて知ったこっちゃねぇって顔してるのがスタンスだから」

それなら何でわざわざ二階の窓から網戸押しのけてまでウチに入ってきたんだろうか?猫の動向はよくわからん。

「猫ってお互いの顔覚えてるんでしょうかね。どっかでキョーヤ見かけて気に食わなかったとか」

「そこまで執着するような子猫には見えねぇがな」

たしかに。どう見てもただの大人しい子猫という感じしかしない。
結局男二人が頭をひねったところでそれ以上の考えは出てくるわけもなく、窓は閉めるなど実地的な対処法を考えたところでオレたちは話を締めた。

本当休日のところをむさくるしい男の部屋に引っ張り込んですいませんでした後藤さん。それとプライベートまでなんとなく触れてしまってすいませんでした。いい男なのに貴方の左手の薬指が開いている理由を感知してしまったオレは、今後どんな顔して成歩堂さんと会えばいいのか悩みそうです…。はー。


オレの膝の上に乗った子猫の鼻筋をなぞってやると、子猫はくすぐったそうに目を閉じた。あの猫は何がしたかったんだろうな?オレにはお前たちが話しているように見えたんだけど、気のせいだろうか。

心なしか、膝で丸まった子猫が物思いに耽っているように見えてオレは首を傾げた。



**
あんまし二つに分けた意味なかったかも。
うっかり同居人をコネコちゃん呼ばわりしそうになって訂正する後藤さん。

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