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O おー
ヲタクが喋ってます。 絵も描きます。 逆裁とアジカンが好物。
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2007-08-29 [Wed]
 話が一段落したら一まとめにしようかとも考えてるんですが、いちいち冒頭を仕切りなおしているので繋ぎが面倒そうだと今からぐったりしてます。
 頭だしはできるんだけどまとめはちっともまとめになってないというか、オチがついてないのは着地点を考えず書いてるからなんだろうな。それと単に今までしっかり最後まで書き終えたことが少なかったせいもあるんだろうな。あは、あはははは。

 ようやく夢で見た部分に到達。
 うっかり反転してしまった方はすいませんですた。

 ↓





唐突だが、今オレは目の前の状態に生家の祖母に注意された会話を思い出していた。
田舎でも夜は誰が出歩いているかわからないから夏の夜でも窓を閉めてしっかり施錠するのだと。
残暑も厳しい中、ようやく外気温で風が涼しくなってきたころにも室内を締め切って暑がるのはエコロジー的にもオレの財布の中身的にもよろしくなかろうと、そんなばあちゃんの忠告なんてめったに聞いちゃいなかった。
ごめんばあちゃん。
年の功を舐めちゃいけなかった。

この場合被害を受けているのは間接的原因を作ったオレじゃなくて、憐れにも数日前熱に魘されていた可愛らしい子猫だったけどな!

「わっ、キョーヤ!!?」

オレが仕事から上がってアパートに戻り、備え付けのユニットバスでシャワーを浴びて室内に戻ると、子猫の上に覆いかぶさる妙な物体を見つけて悲鳴を上げてしまった。
手短な物と投げつけようとしたところ、その灰色とも銀色ともつかない物体は俊敏に飛び上がって窓辺に着地、そのまま窓の外へ出て行ってしまった。
補足しておくが、オレの部屋は2階にあり、先に言った理由で網戸にしてあった。どうやらその網戸を押しのけてアレは入ってきたらしい。
驚きの硬直から解けると、オレはキョーヤの元に駆けつけた。(走るほどもなく近距離だったが)
キョーヤは元々小さな体を更に縮めて可哀想なほど震えていたが、目立った外傷はなさそうだった。
子猫だからしかたがないけども、お前もオスなんだから少しは果敢に歯向かえよと思わなくもない。
しかし、アレは何だったんだろう?落ち着いて考えると銀キジの猫だったような気がするんだが…。



「銀キジ…ってのはアメリカンショートヘアのことか」
「知りませんが…そんな名前なんですか?」

品種のことだ、と銀髪のお兄さんに溜息を吐かれてしまった。
昨日のオレの不手際で可哀想な目にあわせてしまった子猫のために、オレは対策を講じることにした。
まずは情報収集ということで、またも偶然捕まえた近所の親切なお兄さんこと後藤さんをオレの部屋に引っ張り込んでいる。
ちなみに本日は黒ニットにリムレス、パーカー付のジャケットだ。ラフながらもスマートに着こなしているところがにくい。
久々に見た灰色子猫を膝に乗せて楽しそうに撫でている。やっぱりこの人猫好きなんだなぁ。
キョーヤは嫌がることもなく、かといって特に媚びることもなく丸くなっている。お前、アニマルセラピー用の猫に向いてるかもな。

「この近所を縄張りにしている性格の悪いアメショといったらあいつしかいないな」
「え、有名なんですか?」
「あー…知り合いがな。一部の人間には「キリヒト」って呼ばれている猫だ」

「キリヒトぉ!!!?」

あ、ごめんキョーヤ。オレの大声をもろに受けた子猫は耳を伏せてしまっている。
オレも適当に猫に名付けてしまったけど、兄弟そろって猫に名前を付けられてしまっているとは当人達は思いもよらないだろうな。もしかしたら猫も困惑しているかもしれない。
オレが子猫をキョーヤと呼んでいることを知っているのはこの仔の担当をした獣医と後藤さんくらいしかいない。弟の方まで猫で名前を付けてるなんて広まったら本人に怒られそうな気がしたので、今後あまり名前を言いふらさない様にしようと決心したところでオレは現実に戻った。
後藤さんが怪訝な目でこっちを見ている。

「あっすいません。ちょっと聞いたことがある名前だったので、驚いちゃって。」
「いや、別にかまわないんだが」

「しかしあいつ、人間だけじゃなく猫のオスにまで襲い掛かるのか」
「え?」

いや、なんでもないと言って、後藤さんは黙ってしまった。
…なんとなく、後藤さんの同居人かつ「キリヒト」の命名者が誰だか予測がついたけど、オレには怖くて確認が取れなかった。うん、誰にも他人に突っ込まれたくないことってあるからな。
…結構オレの近所に住んでたんだな、あの人たち。





**
銀髪お兄さんの描写に力を入れているのは明らかに木花の趣味です。
何で後藤さんなのかわからない人は逆裁の3-2法廷パートを見ましょう。


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