2007-08-27 [Mon]
夢に出てきちゃったのが運の尽きで。
しがない新人弁護士君と病弱子猫の小話ばなし。
なんというか。
とある夕立にどこぞの漫画のように降られて、しかも自転車のチェーンまで外れてとぼとぼと帰っていたオレの前にあるものが現れた。
ダンボール箱の中で雨に打たれる子猫。
そこまでセオリー通りにしなくてもいいだろ誰の三流小説だよ!!と居もしない第三者に心の中で訴えていたオレだったけども、子猫的にはそんな悠長な問題ではなかったらしい。
なんだか可哀想なくらいちっちゃい体を更にちっちゃくしていた子猫は、素人目にもかなりヤバイとわかるくらい体が熱くなっていた。
悲しいくらい愚直なオレは見捨てることもできず、自分の住んでる安アパートじゃペット飼えないだろとか獣医って近くにあったっけ?とかの脳内ステップをすっ飛ばして、気がついたら子猫を抱えて走り回っていた。
とはいえ、うろついてばかりで泣きそうな顔を振りまいて子猫を移動させていた(らしい)オレは、そんなオレを見かねた偶然通りすがりの親切な近所の男性に動物病院を教えてもらい、かつ移動まで付き添ってもらってしまった。どれだけ酷い顔をしていたのか、今は考えないでおこう。
子猫はとりあえず無事だったらしい。こんな機会でもなかったら訪れなかったであろう動物病院はそこそこの広さで、他にも患畜がいるのか慌しい雰囲気のなか、子猫は診察台の上でクッタリしている。無事と言われたのに何だかホッとしないクッタリさだ。…この仔、動くんだろうか?と心配になってくる。
「ボウヤは顔からしてわかりやすい性格してんだろうと思ってたが、なかなか熱い心持ってんじゃないか」
付き添ってくれた男性は、ニヤリと笑ってそう言った。どうやら彼も子猫に気付いてどうしようか悩んでいたらしく、子猫の診察代を払おうとしてくれた。しかしオレが持ち込んだ仔だからとたのみこんで今回はオレが診察代を払わせてもらった。ちょっと…いや本音では結構懐が痛かったけど仕方がない。
しかし、この仔どうしようか。こいつがおとなしい性格だったらこっそり持ち込めるだろうけど、元気に暴れまわる性質だったらアパートを変えるか伝を探すかしなければならない。
「俺としても最後まで面倒みてやりたいんだが、同居人が猫アレルギーでな。預かることも難しいかもしれん。」
だからこそ拾うのに躊躇ったんだろうな。見た限り男性は生活に困りそうな格好ではなかった。というかむしろ潤ってるような雰囲気すらしている。オーダーメイドであろうストライプの黒シャツを着ているような落ち着いた男性が猫1匹飼ったところでたいした支出でもないだろう。…決して同性としての僻みではないぞ。
結局いったんオレが子猫を引き取ることとなり、その後元気になったか気になるということで男性と名刺を交換してオレはアパートに帰った。こっそりバレないように子猫を抱えて。
明日にでも道路端に放り出したチェーンの外れた自転車を回収しないとな。
こっそり持ち帰った子猫はまだクッタリしたままだったが、しっかりと呼吸をしている。目をあけた状態すら見ていないのだから声を聞いていないのは言うまでもないだろうけど、こいつはオスのくせに余り鳴かなそうな気がする。なんとなく。
慌てたせいで余りじっくり眺めていなかったけど、純和猫ではなさそうな顔をしている。よく見かける猫よりちょっと顔がシュッと細い気がするのだ。毛は長めで全体的に薄い灰色がかっている。ちなみに顔や足先だけグラデーションが掛かっているように白い。こんな毛並みあんまり見ないな。というかはじめて見た。
目はどうなのだろうか。ダンボール箱の中で一瞬だけ目が開けられたような気がしたんだけど、その時は青に見えた。また目を開けてくれたら見れるんだけどなー。早く目を開けてくれないかな。
もう一度目の色を確認できたら、名前をつけようと思う。オレの思い違いでなく彼を思い出すような青い眼をした子猫だったら、彼のようにふてぶてしく成長できるように願掛けで彼の名前をつけてやろうとオレは考えていた。
**
一旦ここで切。なかなか進まないもんですね。
とある夕立にどこぞの漫画のように降られて、しかも自転車のチェーンまで外れてとぼとぼと帰っていたオレの前にあるものが現れた。
ダンボール箱の中で雨に打たれる子猫。
そこまでセオリー通りにしなくてもいいだろ誰の三流小説だよ!!と居もしない第三者に心の中で訴えていたオレだったけども、子猫的にはそんな悠長な問題ではなかったらしい。
なんだか可哀想なくらいちっちゃい体を更にちっちゃくしていた子猫は、素人目にもかなりヤバイとわかるくらい体が熱くなっていた。
悲しいくらい愚直なオレは見捨てることもできず、自分の住んでる安アパートじゃペット飼えないだろとか獣医って近くにあったっけ?とかの脳内ステップをすっ飛ばして、気がついたら子猫を抱えて走り回っていた。
とはいえ、うろついてばかりで泣きそうな顔を振りまいて子猫を移動させていた(らしい)オレは、そんなオレを見かねた偶然通りすがりの親切な近所の男性に動物病院を教えてもらい、かつ移動まで付き添ってもらってしまった。どれだけ酷い顔をしていたのか、今は考えないでおこう。
子猫はとりあえず無事だったらしい。こんな機会でもなかったら訪れなかったであろう動物病院はそこそこの広さで、他にも患畜がいるのか慌しい雰囲気のなか、子猫は診察台の上でクッタリしている。無事と言われたのに何だかホッとしないクッタリさだ。…この仔、動くんだろうか?と心配になってくる。
「ボウヤは顔からしてわかりやすい性格してんだろうと思ってたが、なかなか熱い心持ってんじゃないか」
付き添ってくれた男性は、ニヤリと笑ってそう言った。どうやら彼も子猫に気付いてどうしようか悩んでいたらしく、子猫の診察代を払おうとしてくれた。しかしオレが持ち込んだ仔だからとたのみこんで今回はオレが診察代を払わせてもらった。ちょっと…いや本音では結構懐が痛かったけど仕方がない。
しかし、この仔どうしようか。こいつがおとなしい性格だったらこっそり持ち込めるだろうけど、元気に暴れまわる性質だったらアパートを変えるか伝を探すかしなければならない。
「俺としても最後まで面倒みてやりたいんだが、同居人が猫アレルギーでな。預かることも難しいかもしれん。」
だからこそ拾うのに躊躇ったんだろうな。見た限り男性は生活に困りそうな格好ではなかった。というかむしろ潤ってるような雰囲気すらしている。オーダーメイドであろうストライプの黒シャツを着ているような落ち着いた男性が猫1匹飼ったところでたいした支出でもないだろう。…決して同性としての僻みではないぞ。
結局いったんオレが子猫を引き取ることとなり、その後元気になったか気になるということで男性と名刺を交換してオレはアパートに帰った。こっそりバレないように子猫を抱えて。
明日にでも道路端に放り出したチェーンの外れた自転車を回収しないとな。
こっそり持ち帰った子猫はまだクッタリしたままだったが、しっかりと呼吸をしている。目をあけた状態すら見ていないのだから声を聞いていないのは言うまでもないだろうけど、こいつはオスのくせに余り鳴かなそうな気がする。なんとなく。
慌てたせいで余りじっくり眺めていなかったけど、純和猫ではなさそうな顔をしている。よく見かける猫よりちょっと顔がシュッと細い気がするのだ。毛は長めで全体的に薄い灰色がかっている。ちなみに顔や足先だけグラデーションが掛かっているように白い。こんな毛並みあんまり見ないな。というかはじめて見た。
目はどうなのだろうか。ダンボール箱の中で一瞬だけ目が開けられたような気がしたんだけど、その時は青に見えた。また目を開けてくれたら見れるんだけどなー。早く目を開けてくれないかな。
もう一度目の色を確認できたら、名前をつけようと思う。オレの思い違いでなく彼を思い出すような青い眼をした子猫だったら、彼のようにふてぶてしく成長できるように願掛けで彼の名前をつけてやろうとオレは考えていた。
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一旦ここで切。なかなか進まないもんですね。
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