今回は逆裁1~3の成歩堂サイドです。
途中でどうでもいい方向に話が進んでしまうのはもはや性なのであまり気にしないでやってください。
かなーり長いので時間のあるときに目を通してやってください。
それと、成歩堂が若いVerである理由は、年食った後より前の方が率直に話してくれそうだと思ったからです。でも話す内容は7年後も含んでいるというカオス。
それではつづきからどうぞ。
主人公対談によって管理人木花の考える「逆裁」内人間関係を説明してもらったり。
王「えっと、よろしくおねがいします成歩堂さん(わーなつかしの青スーツだ!!)」
成「こちらこそ未来の僕がおせわになってるみたいだね。よろしく」
王「…ところで、なんでこんな未来と過去の錯綜するカオスな設定になってるんですか?」
成「そんなの木花に訊いてよ・・・といってもしかたないから僕が説明するね。
なんだか、数週間で逆裁シリーズをやりあげて今ものすごいフィーバーしてるんだって。
しかもその状態でいろーんな成受け王受けサイト回ってしまったために自分のキャラクター萌えのポイントを見失ったみたいだ。つくづくアホだよね。同人作品(ファンフィクション)作るために一番重要なポイントが浮き足立ってるんだから。」
王「そうですよね。だからほのぼのオールキャラなんてどんな方向に転んでも言い訳できる不安定な更新方法なんか採っちゃうんですよね。(※ちゃんと方向性を持って更新なさってるオールキャラサイトさんが殆どですが、『12』の場合ということで。)
・・・で、今回のオレらの使命がその萌えポイント発掘と木花の内部整理のための対談ということなんですね。」
成「うん。本当に面倒な人間だよね木花。」
王「わぁ、オレも同感ではありますけどものすごい淡白S発言ですね(汗)」
成「君だって考えてるなら一緒だよ。」
*
王「それではまず成歩堂サイドの1~3の人間関係から順に…だそうです(カンペ)」
成「僕がメインに語る形になるのかな。」
王「ハイ、で質問する側がオレになります。
それではまず御剣さんとの関係から」
成「見事に3人程飛ばしたね主要メンバー。」
王「…えっと、カンペによると『矢張、千尋、真宵はまだ大まかなイメージしかついてないので語るほどではない』とのことです。」
成「木花が腐女子だからだろ(すぱっ)」
王「オレもそう思います・・・(成歩堂さんこのころからすっぱり切る口調だったんだ)」
成「何度も云う様だけど、君も思ってる時点で僕と変わらないんだからね?」
王「うう・・・」
成「話がそれちゃったね。ええっと、御剣との関係だったっけ・・・。
簡単に云えばいきなり消えてしまった大切な思い出を全力で追いかけて追いついちゃったら逆に相手に異常になつかれたって感じかな。」
王「(・・・もしや異常になつかれた時点で成歩堂さんの彼に対する執着は消えたんじゃなかろうか・・・この淡白加減からすると)」
成「24の時に再会したときは出来得る限り僕の力を借りるまいと全力で反発してたくせに、いざ僕が拗ねて極端に彼を拒絶した途端僕に構いだすんだから性質が悪いよ。(2以降)
それでも失踪癖は消えなくてね。腹立たしいったらない。」
王「成歩堂さんのペースが激しくかき乱されるってことですね」
成「それが(平常時)天然ヘタレな人間にやられるから更に腹立たしいんだよ。
そのせいもあってあいつと会ったときは精一杯苛めてるんだけど」
王「・・・どんな?」
成「長期間の失踪(という名の海外派遣)の後に再会したときは間髪入れずドロップキックかましたり、本物の日本刀振り回したり、川に沈んだ自転車ブン投げたり」※1
王「・・・(ヒー!!オレが事務所いるときに帰ってこないでくれ御剣さん!!)」
成「・・・ただ僕にかまい倒すだけなら僕だってこんなことしないんだけど」
王「・・・?というと?」
成「・・・あいつは身内であるには一番性質の悪い奴なんだ。いつ吹っ切れちゃったのか判んないんだけど、あいつ僕に関する危機に対してあっさり自分の命を投げるような行動をするんだ」
王「!!!!」
成「うっかり死に掛ける僕にも問題はあるんだろうけど、暗殺者につきまとわれたとき僕の命を守るために僕の目の前で日本刀を腹に刺すような人間なんだよ」※1
王「!!!!!・・・そ、それは寿命が縮みますね・・・」
成「本当に・・・お陰で僕うっかり死ねない人間になっちゃったよ」
王「それは・・・本人の気力のみで決行できる行動なんですか・・・?(でも車に轢かれたときもボンネットに乗り上げて数メートル吹っ飛んでも足首捻挫ですんでるしなこの人)」
成「もともと体が丈夫だったってこともあるけどね。真冬の川に数メートルの高さから落ちて風邪3日で完治とか」
王「・・・(この人人間なんだろうか?)」
*
王「えーっと、次にゴドーさんとの関係を語ってください」
成「狩魔冥や春美ちゃん一気に飛ばしたね。本当腐女子だな木花」
王「とりあえず腐女子的思考を固めないと先に進めないみたいですね。」
成「ある意味可哀相な思考だなそれ」
王「そんな可哀相な管理人は置いといて、どんな方なんですか?ゴドーさんって」
成「君に会った早々コーヒーカップ投げつけた人がゴドーさんだよ。」※2
王「あれって事故だったんですよね?オレ奢られるようなことやってないし」
成「うん。あれは僕に奢りたかったみたいだね。んで僕に避けられて、運の悪い君のおでこにバッシャーンと」
王「うう・・・普通事務所のドア開けてコーヒーを頭から被るなんて思い当たりませんよ」
成「でもかしましい音は外にも聞こえてたでしょ?油断大敵だよ」
王「オレは成歩堂さんほど修羅場くぐってませんからね・・・」
成「ふむ、話が逸れたね。僕が26のときゴドーさんとははっきり云って良好とは云いがたい関係だったね。千尋さんのこともあったし・・・」
王「成歩堂なんでも事務所の元所長さんですね。接点がなんというか・・・その・・・」
成「三角関係っぽいだろう?実際僕は千尋さんに対して恋愛感情にまでは行かずとも特別な人であったことは確かだし」
王「でも亡くなられた」
成「そう。・・・僕が至らないばかりにね」
王「そんな、」
成「いいよ、僕が千尋さんの周囲を知らなかったのは事実だから。・・・でも、ゴドーさんだって毒に侵されてどうしようもなかった。
僕の無知とゴドーさんの空白の時期が運悪く重なって悲劇は起こった。最後は千尋さんの精神を受け継いだってことでゴドーさんも僕を認めてくれたしね。仲違いがなくなっただけでも良い結果だったんじゃないかな」
王「それで、その後の関係はどうなったんですか?」
成「まず罪を償うために全力で弁護したよ。今思えばギリギリだったな」
王「何にですか?」
成「・・・剥奪までにさ」
王「!!(地雷だった!)」
成「そんな気にしなくてもいいよ(苦笑)だいたいもう復讐は7年後に済んでるしね(爽笑)」
王「・・・・(怖ぇえ・・・絶対敵に回したら駄目だよこの人)」
成「話を戻すね。そんなわけでバッジを失ったんだけど、むしろその後から仲が良くなったんだ」
王「・・・?何でですか?」
成「ゴドーさんだって復讐で生命を立て直した人だよ?」
王「!」
成「そういうことさ。上手い具合に僕に発破をかけたんだ彼は。ただ、それでも復讐の鬼にならないよう気をつけてくれてたみたいだったけど」
王「そうだったんですか」
成「実はポーカーを教えてくれたのも彼さ。これは偶然だったんだけどね。その前までは恥ずかしながら助手役の子に5万も負けるような手腕だったんだ」※3
王「へぇ!・・・で、その後5万は取り返せたんですか?」
成「いや、もともと5万払わなかったから無効試合」
王「・・・・そうですか」
成「今ではポーカーフェイスも手に入れたしはぐらかしも上手くなったしで人生の先輩様さまって感じだね。周囲へのあしらい方が同レベルになったから二人で対等に遊んでるよ」
王「・・・それであの騒ぎですか」
成「君もなかなかの受難体質だよね。それも主人公の性ってやつかな」
王「結局ゴドーさんとの関係を簡単にまとめると?」
成「同じ人を特別に思った同士であり、先立ちという意味では兄のような人だね。今では矢張に次ぐいい遊び友達だよ」
王「わかりました。ありがとうございました。」
*
王「・・・一旦ここで終了?だそうです(カンペ)」
成「結局御剣とゴドーさんのみじゃないか。本当に腐女子だなぁ木花」
王「判りやすいですね(苦笑)あ、それともう一つ個人的な質問いいですか?」
成「何?」
王「何で今もゴドーさんと呼んでるんですか?たしか本名は神乃木荘龍さんでしたよね」
成「ああ。僕が彼に出会ったのは『ゴドー』のときだったからそのまま呼んでるんだ。戸籍は神乃木荘龍でも、彼の中の『神乃木荘龍』は死んだらしいしね。それに名前の本質は変わらないから」※4
王「ああ、キャシゴみたいなものですか」
成「・・・そんな風にまとめられたらゴドーさん怒り狂うと思うよ」
*
※1→『KEER OUT』さまの設定を元に話しています。こちらのミツナルの関係が大好きです(笑)
※2→自サイトのマンガ「前髪」参照
※3→『乱流戯曲』さまの設定で勝手に萌えたので付け加えました。
※4→どっちの名も元は戯曲「ゴドーを待ちながら」からきてます。ブログ「コーヒー仮面の元ネタ」参照